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21.2013

『ジャン・コクトーの美しき剣』 文芸誌APIED vol.22 に寄せて

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ジャンコクトー

文芸誌『APIED vol.22 特集:ジュネ&コクトー』にて、ジャン・コクトーについて寄稿しました。
タイトルは『コクトーの剣』。
限定40名の終身会員制にして、帯剣を正装とするフランス最古の国立学術団体「アカデミー・フランセーズ」にコクトーが入会した際、自分が帯びる剣を自らデザインしました。
アカデミー史上最高傑作と謳われる剣。
コクトーにとってこの剣は何を意味するのか。
この兇器を揮って何者と闘ったのか。
軽やかに天を舞ったかに見えるコクトーの秘密を、一本の剣によって切り開いています。
また本作では、「詩と批評の融合」という私自身の取り組みにおいても、ひとつの達成を見たように思えます。
今年はジャン・コクトーの没後50周年。
こうした記念碑的な雑誌に携われたことに感謝いたします。

apied.jpg

以下テキスト「TACO ché」ホームページより。

文芸作品から毎号1つのテーマを特集し、文学研究家から愛好家まで多彩な執筆者たちが”誌上読書会”のように、評論、エッセイ、創作を展開するAPIED。
今回は、ジュネとコクトーという、ある意味、贅沢な組み合わせ。
ジュネの才能をいち早く見いだし、獄中から何度も救い出したコクトー。日本でも雑誌で何度も特集が組まれているうえ、同性愛、犯罪、阿片中毒…と、スキャンダラスな実人生がしばしば取り上げられたことで、全てを読まないうちにわかった気になってしまう?二人の作家とその関係を、改めて読み返してみる試み。

【内容】
鵜飼哲「名を駆け抜けたもの」
千野帽子「コクトーとジュネの「愛の歌」、そして日本の読書。」
三浦基「寂しいパリ」
寺田操「翼をもつものたち」
金澤一志「爵位論」
砂岸あろ「ジャン・ジュネの花束」
三神恵爾「コクトーとリルケ」
一之田吉「恐るべき大人たち」
佐久間慶子「ひかがみ天使」
金城京香「Beaty←→Beast」
三浦和広「コクトーの剣」
和田ヒロミ「レンブラントの絵の具と小さな水たまり」
ドンタク J・C「「マルセーユの幻影」とJ・G「黒んぼたちー道化芝居ー」」
諸常無行「恋人の葬儀」
菅野水紀「忘却の陽」
十座海蝶子「白人が恋する黒い皮膚」
金城静穂「錯綜のリアリズム」
松本完治「『愛の歌』随想ー二人のジャンの光と闇」
山本善行「善行堂通信 人との出会い、本との出会い(5)古本屋の独り言」

表紙装画 山下陽子

ジャン・コクトー_剣_カルティエ_デッサン
コクトー自らがデザインした剣。製作はカルティエ。
ジャン・コクトー_剣_カルティエ_アカデミー_フランセーズ
柄頭のエメラルドはココ・シャネルから送られた。
ジャンコクトー_剣_カルティエ_アカデミー_フランセーズ_アップ
あらゆる諸芸術が、一本の剣の中に象徴されている。
ジャン・コクトー_剣_カルティエ_アカデミー_フランセーズ_入会
≪帯剣するジャン・コクトー≫



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