日本美学研究所

  • Homepage
  • Allpost
  • facebook
  • Twitter
  • Rss
  • Contact
金子国義_マダム・エドワルダ_Madame Edwarda_ジョルジュ・バタイユ

ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ』解析

この晦渋として名高い短編を、聖書のナラトロジーを通して分析し、バタイユが作品に込めた呪力に接近します。

シルヴィ・ギエム_ボレロ

シルヴィ・ギエム『ボレロ』 バレエによる天岩戸開き

シルヴィ・ギエムが踊った『ボレロ』への讃美。振付における太陽崇拝の形跡を追い、記紀神話との一致を描きます。

美学_フランシス・ベーコン

『フランシス・ベーコンのエロティシズム』至福に満ちた解体室

三連祭壇画(トリプティック)を模した3つの章により、ベーコン作品の解釈に新たな光を投じます。

金子国義_マダム・エドワルダ_Madame Edwarda_ジョルジュ・バタイユ

『ゴシック建築の完全性』キリスト教における死の超克

文化の源は「死」にあった!? キリスト教と「死」の関係性から解き明かす、日本と西洋の比較文化論。

美学文芸誌_エステティーク_本_雑誌

ギャラリー・エステティーク

日本美学研究所のオンラインショップを開設しました。美学文芸誌『エステティーク』をお求めの方は、こちらをご利用ください。

闘牛、エロティシズム、供犠、犠牲

『闘牛の歴史とエロティシズム』スペインを貫く生と死のドラマ

スペインの国技「闘牛」の歴史を紐解き、筋書きのない悲劇としてのエロティシズムを解明しています。

グイド・レーニ_美学_三島由紀夫

『性と死の二元的身体論』エロスとタナトスのジェンダー

男はなぜ、壮烈な死によってだけ美と関わるのか。男女における身体の美を「性と死」の二元論で捉えなおします。

ボーイズラブ_評論_BL

『ロベルト・フェッリの牢獄』最後の歪んだ真珠

モダニズムに反旗を翻し、古典的・伝統的スタイルを踏襲するイタリアの現代画家。絵に封じた肉体の拘束美と、その反逆の精神に迫ります。

球体関節人形_ハンス・ベルメール

『ハンス・ベルメール(Hans Bellmer)』球体関節人形のポエジー

球体関節人形の祖、ハンス・ベルメールが「球体の関節」を用いて行った人体を詩的再構成に迫ります。

29.2017

美学文芸誌『エステティーク』Vol.3 特集:神 高橋睦郎 鶴岡真弓 他

Posted by 日本美学研究所   0 comments コメント   0 trackback トラックバック
エステティーク_美学文芸誌_日本美学研究所

――美とは何か。
永遠不変のテーマを問い続ける文芸誌。
第3号の特集は「神」。
総勢17名の識者が縦横無尽に「神」を語る。
美を愛し、美を求め、美に狂った全ての人へ。
続きを読む>>

http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-135.html美学文芸誌『エステティーク』Vol.3 特集:神 高橋睦郎 鶴岡真弓 他【日本美学研究所】
  0 comments コメント   0 trackback トラックバック
Category : 美学文芸誌エステティーク
▲PageTop
26.2015

映画『シングルマン』 トム・フォードの美学

Posted by 日本美学研究所   0 comments コメント   0 trackback トラックバック
シングルマン_トム・フォード_感想_コリン・ファース

2010年に公開された、トム・フォード初監督映画『シングルマン』を、あらためて観賞した。
何度観ても、ため息しか出ない。
始まりから終わりまで、爪先から頭まで、スクリーンの端から端まで、完璧にスタイリングされている。
近年様々な映画で注目を集めるコリン・ファースは、本作でヴェネチア国際映画祭・最優秀主演男優賞を受賞した。
個人的にも生涯ベスト10に入っている作品なのだが、評価を流し読みすると「ゲイ映画」だの「ストーリーがない」だのといった理由でけなされていることに目がついた。
アーカイブしておきたい作品でもあるので、これを機に『シングルマン』について少し書いてみたい。
トム・フォードの美学と、その真価も浮かび上がってくるだろう。

【以下、ネタバレあり】
続きを読む>>

http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-134.html映画『シングルマン』 トム・フォードの美学【日本美学研究所】
  0 comments コメント   0 trackback トラックバック
Category : 映画
▲PageTop
11.2015

『東海道四谷怪談』 幽霊のグラマトロジー

Posted by 日本美学研究所   0 comments コメント   0 trackback トラックバック
東海道四谷怪談
photo:山田泰士(Yasushi Yamada)

『東海道四谷怪談』は四代目・鶴屋南北が世に送り出した歌舞伎狂言の傑作である。
文政8年(1825年)、江戸中村座で初演を迎えると、大盛況を博した。
この狂言の成り立ちは、「お岩」の実録だとする『四谷雑談集』が原典だと考えられている。
寛文の頃、四谷左門町に住んでいた田宮又左衛門という同心(足軽階級)の娘「お岩」が、婿である浪人・伊右衛門の心移りで離縁を突きつけられ、嫉妬のために狂い果て、その怨霊が伊右衛門に祟って仇(あだ)を成したという。
歌舞伎評論の大家・渥美清太郎によれば、実際のお岩夫婦は仲睦まじく生涯を添い遂げたと伝えられているため、実際に起きた事件や伝説が混交して怪談へと変化したのではないかと推測されている。
いずれにせよ、南北が作り上げた「お岩」は、わが国を代表する幽霊になったことには間違いない。
『番町皿屋敷』の「お菊」、『牡丹灯籠』の「お露」と並び、『東海道四谷怪談』の「お岩」は、“日本三大幽霊”と呼ばれるにいたった。

続きを読む>>

http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-133.html『東海道四谷怪談』 幽霊のグラマトロジー【日本美学研究所】
  0 comments コメント   0 trackback トラックバック
Category : 幽霊論
▲PageTop
12.2015

グイド・レーニ『ルクレティア』 国立西洋美術館の至宝

Posted by 日本美学研究所   0 comments コメント   0 trackback トラックバック
グイド・レーニ_ルクレティア_国立西洋美術館
グイド・レーニ《ルクレティア》1636-38頃

寝台に、ひとりの女性が身を起こしている。
上半身は裸。
臙脂色の天蓋の中、眩いばかりの肉の白さを鎮めるかのように、乱れた敷妙(シーツ)が背中と下半身を覆っている。
だが、その柔らかな慰撫を捨て去るためか、嫋(たお)やかに内に曲げた左手は、敷妙をつまんで肩から滑り落とそうとしている。
胸元には嵐の前の静けさが漂い、乳房は慄(おのの)き、固く引き締まっている。
逞しく発達した右腕は、その乳房と腹の前を交叉し、それに続く右手は、寝台に置かれた華奢な短剣の上に重ねられた。
切れ味を試したのか、短剣の刃先はあるかなきかの微かな朱(あけ)に濡れている。
柄頭の金珠と、薬指の金の指輪が響き合う。
何か、ただならぬ空気が漂う。
鋭い悲劇の予兆。
彼女は紅潮した顔をかしげ、その眼差しを天上へそそぐ。
なんと澄み切った眼差しだろうか。
不安の影も、苦悩の痕も、もはやその瞳から拭い去られ、どこまでも澄澈した水面のようにきらめいている。
彼女は、ただ一心に見つめていた。
何を?
私は彼女の眼差しの内に、その答えを探し求めた。
自分が求め続けているものを、今、まさに彼女が見つめているような気がして。
続きを読む>>

http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-132.htmlグイド・レーニ『ルクレティア』 国立西洋美術館の至宝【日本美学研究所】
  0 comments コメント   0 trackback トラックバック
Category : 絵画
▲PageTop
20.2015

『女中たち』 敗残の中に消えぬ紅蓮(矢崎広・碓井将大・多岐川裕美)

Posted by 日本美学研究所   2 comments コメント   0 trackback トラックバック
ジャン・ジュネ_女中たち_舞台_矢崎広_碓井将大_多岐川裕美_中屋敷法仁
photo:益永葉(You Masunaga)

「神聖であろうとなかろうと、この女中たちは怪物である、自分のことをあれこれと夢みるときのわたしたちのように。」(ジャン・ジュネ『女中たち』序文、一羽昌子訳)

1942年、書籍の窃盗で服役中だったジャン・ジュネは、刑務所の中で処女詩篇『死刑囚』を編んだ。
先に出所した囚人仲間の植字工に原稿を託し、自費出版で100部余りを印刷した。
時は第二次世界大戦の真っ只中、パリはドイツ軍占領下にあった。
詩集の紙は、ドイツ軍当局が保管していたものを盗んで使ったと言われている。誤植にまみれ、紙質もばらついた、ひどい出来の詩集だった。市場には、ほとんど出回らなかった。
だが、それを詩人ジャン・コクトーが拾い上げる。
コクトーは、そこに刻まれたあまりにスキャンダラスな、そしてあまりに蒼いポエジーを見逃さなかった。
孤児として生まれ、窃盗と男娼と裏切りによって地をさすらっていた男は、コクトーという守護天使に導かれて文壇へ翔け昇った。
泥棒作家の誕生である。
今回の記事で取りあげる『女中たち』は、泥棒作家ジャン・ジュネが書きあげた戯曲の中でも、最も結晶度の高い悲劇として知られている。
まずは、あらすじを目撃してみよう。
続きを読む>>

http://bigakukenkyujo.jp/blog-entry-131.html『女中たち』 敗残の中に消えぬ紅蓮(矢崎広・碓井将大・多岐川裕美)【日本美学研究所】
  2 comments コメント   0 trackback トラックバック
Category : 舞台評
▲PageTop
ホーム
Prev

出版物

エステティーク_美学文芸誌_3号_本_雑誌 エステティーク_美学文芸誌_2号_本_雑誌 エステティーク_美学文芸誌_創刊号_本_雑誌

カテゴリ

美の解剖室

美の図書室

美の視聴覚室

未分類 (4)
所長挨拶 (1)
美学文芸誌エステティーク (3)
美学講座 (6)
展覧会 (6)
絵画 (4)
殉教図 (1)
彫刻 (3)
文学 (3)
文章デッサン (1)
文章術 (1)
脚本術 (1)
エクフラシス (1)
物語論 (1)
言語学 (1)
詩学 (2)
音楽 (1)
ロック (1)
舞台評 (1)
幽霊論 (1)
歌舞伎 (1)
バレエ (5)
暗黒舞踏 (2)
コンテンポラリーダンス (1)
陶磁器 (1)
建築 (1)
立体作品 (1)
人形論 (2)
人形劇 (2)
球体関節人形 (2)
身体論 (1)
無惨絵 (1)
マンガ (2)
BL (1)
写真 (5)
映画 (2)
現代アート (2)
デザイン (1)
グラフティ (1)
宗教学 (1)
仏教 (2)
仏像 (3)
ロボット (1)
緊縛 (1)
ミュージカル (1)
闘牛 (1)
ニュース (4)
人類史 (1)
論文 (1)
エッセイ (1)
取扱書店 (1)
創作文芸 (1)
近況報告 (2)
告知 (3)

SNS

@bigakukenkyujo からのツイート

最新記事

  • 美学文芸誌『エステティーク』Vol.3 特集:神 高橋睦郎 鶴岡真弓 他 (09/29)
  • 映画『シングルマン』 トム・フォードの美学 (10/26)
  • 『東海道四谷怪談』 幽霊のグラマトロジー (09/11)
  • グイド・レーニ『ルクレティア』 国立西洋美術館の至宝 (08/12)
  • 『女中たち』 敗残の中に消えぬ紅蓮(矢崎広・碓井将大・多岐川裕美) (07/20)

人気記事

    美学文芸誌『エステティーク』創刊
  • 『性と死の二元的身体論』エロスとタナトスのジェンダー
  • 『ロシアの森の3次元童話』ドレスの襞から始まるワンダーランド
  • 『日本人作家による球体関節人形のオリジナリティ』
  • 『現代美術/モダン・アートとは何か』難解な理由と見方
  • 『無惨絵・無残絵 日本文化の裏地を染める鮮血』 ギリシア悲劇との類似性
  • 『男のためのBL入門』ボーイズ・ラブの美学
  • ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ』聖書のナラトロジー(物語論)による解析
  • 『ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)「Hurt」歌詞和訳』網膜に刻まれた黒い落日
  • 『ジョゼフ・コーネルの箱』失われた時を求めて
  • 『現代アーティスト・村上隆』日本の美の翻訳者
  • 『倉俣史朗の表面と深淵』日本美をデザインする新しい方法
  • 『ジミ・ヘンドリックスのシャーマニズム』ギターを燃やす供犠
  • 『会田誠の猟奇性』永遠に逃れ去る少女たち
  • 『フランシス・ベーコンのエロティシズム』至福に満ちた解体室
  • 『バレエ・牧神の午後』ニジンスキーの羽衣・マラルメの渇望

月別アーカイブ

  • 2017/09 (1)
  • 2015/10 (1)
  • 2015/09 (1)
  • 2015/08 (1)
  • 2015/07 (1)
  • 2015/04 (2)
  • 2015/02 (2)
  • 2014/09 (3)
  • 2014/07 (1)
  • 2014/06 (1)
  • 2014/05 (2)
  • 2014/04 (1)
  • 2014/02 (1)
  • 2014/01 (2)
  • 2013/12 (2)
  • 2013/06 (1)
  • 2013/04 (1)
  • 2013/03 (2)
  • 2013/01 (3)
  • 2012/12 (3)
  • 2012/11 (3)
  • 2012/10 (4)
  • 2012/09 (2)
  • 2012/08 (3)
  • 2012/07 (4)
  • 2012/06 (2)
  • 2012/04 (3)
  • 2012/03 (6)
  • 2012/02 (8)
  • 2012/01 (11)
  • 2011/12 (10)
  • 2011/11 (13)

論文

三島由紀夫の死における悲劇性論考

検索フォーム


RSSリンクの表示

  • 最近記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS

QRコード

QR

免責事項

・当サイトを運営するにあたり、掲載情報及び機能には細心の注意を払っておりますが、その正確性及び安全性を保障するものではありません。当サイトをご利用になったことにより生じるいかなる損害についても運営者は責任を負うものではありません。

・当サイトは著作権の侵害を目的とするものではありません。掲載コンテンツの著作権はそれぞれの個人・団体に帰属しております。著作権、肖像権に関して問題がありましたら御連絡下さい。著作権所有者様からの警告及び修正・撤去のご連絡があった場合は速やかに対処いたします。

―

地下室

▲PageTop
Template by:MysticDiary
Copyright © 日本美学研究所 All Rights Reserved.